カナダで子どもの預け先を探すとき、まず気になるのは 「デイケア(daycare)の費用」 です。特にBC州やバンクーバー周辺は、家賃・人件費の高さから全国でも高額な地域として知られており、都市部ではウェイティングリストも長くなりがちです。
この記事では、BC州を中心に、年齢別相場、補助金制度、認可・非認可の違い、さらに州ごとの比較まで、わかりやすく解説します。これからデイケアを探す方や、費用感を知りたい方に役立つ内容になっています。
BC州のデイケア(daycare)費用

BC州はカナダの中でもデイケア費用が非常に高い地域です。とくにバンクーバー市内は全国トップクラスで、年齢によって料金差が大きいのが特徴です。
年齢別の月額相場(バンクーバー周辺)
以下は、フルタイム利用を前提とした平均価格です。
| 年齢 | 相場(補助前) | 補助後の目安 |
| 0~18ヶ月(Infant) | $1,600~$2,000 | $950~$1,300 |
| 18~36ヶ月(Toddler) | $1,400~$1,800 | $850~$1,200 |
| 3~5 歳 | $1,200~$1,600 | $700~$1,000 |
※都心部・モンテッソーリ・定員数で変動あり。
パートタイム(週2〜3日)の場合は、フルタイムの 60〜70%程度 に収まるケースが一般的です。
バンクーバー市内の特徴
バンクーバーは人口密度が高い一方で、認可保育園の定員が限られており、空きが非常に少ない状況が続いています。また保育士不足は深刻で、施設側の受け入れ人数が増やしにくいという問題もあります。
加えて、家賃や運営コストも全国的に高いため、結果として 料金が高額+ウェイティングが長い という状態になりがちです。
実際、入園まで半年〜1年以上待つ ケースも珍しくありません。
BC州のデイケア(daycare)補助金制度
BC州では、家庭の負担を軽減するための補助制度が整っており、組み合わせて利用することで実質負担額を大きく下げられます。
①CCECE(Child Care Fee Reduction Initiative)
• すべての家庭が対象
• デイケア側が参加していれば自動で割引
• 月 $350〜$900 の値引き(年齢により変動)
特にInfant/Toddlerクラスは割引額が大きく、バンクーバーのような高コスト地域では非常に助かる制度です。
②Affordable Child Care Benefit(所得制限あり)
• 世帯収入に応じて追加補助
• 最大 月 $1,250 の支給
• 低所得世帯や片働き家庭は特に恩恵が大きい
ポイント:BC州はもともとの費用が高いので、「補助前は高額 → 補助後にようやく全国平均レベル」になる構造です。
補助を組み合わせることで、実際の負担額は $500〜$900程度 に収まる例もあります。
認可デイケアと非認可デイケアの違い

認可(Licensed)と非認可(Unlicensed / Family Daycare)には、入園のしやすさ・費用・補助の可否などに大きな違いがあります。
| 認可デイケア(Licensed) | 非認可・Family Daycare | |
| 入りやすさ | 入りにくい | 入りやすい |
| 補助金 | 適用される | 使えないことが多い |
| 料金 | 高めだが補助で実質負担は減る | 月$1,500~$1,800のことも |
| 規模 | 施設型/スタッフ多数 | 少人数で家庭的 |
| ウェイティング | とても長い | 比較的短い |
バンクーバー市内では認可園の空きが少ない影響で、「とりあえず非認可に入れて、認可の順番待ちを続ける」という家庭も多いです。
カナダ他州のデイケア(daycare)費用
州ごとにデイケア料金は大きく異なります。以下はフルタイムの平均相場です。
| 州 | 月額相場 | 特徴 |
| オンタリオ州 | $1,200~$1,600 | 高額&ウェイティング長め |
| アルバータ州 | $900~$1,300 | 全国平均レベル |
| マニトバ州 | $600~$800 | 比較的安い |
| ケベック州 | $8~$15/日(→$200~$350/月) | 圧倒的に安い制度 |
| アトランティック州 | $800~$1,100 | 都市部以外は安定 |
ケベック州は特に特殊で、政府補助が非常に手厚いため、全国でも圧倒的に低料金です。
※デイケア費用は 「州 × 都市 × 年齢 × 認可/非認可 × 補助の有無」 によって大きく変わるため、自分の居住エリアに合わせたリサーチが重要です。
まとめ
• バンクーバーは全国的に見ても高額
• 特に認可園は空きが少なく、ウェイティングが長い
• 認可は補助金が使えるが、非認可は高額になることも
• 補助金を組み合わせると、費用は全国平均レベルまで下がる
• 州ごとに費用差が大きいため、住んでいる地域別の比較が必要
BC州は高いものの、補助制度が整っているため、仕組みを理解すれば家計負担を大きく減らすことができます。これからデイケア探しを始める方は、費用と補助、そしてウェイティングの状況を総合的に見て選ぶことが大切です。




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